【2020年7月15日:追記】
GoToトラベルキャンペーンの詳細が発表されました。
解説記事はこちら
夏休みを前に7月下旬にも始める予定だった「GoToキャンペーン」が、ずれ込む可能性が出ています。これは何故なのでしょうか?
■6月19日から国内観光も徐々に緩和へ
東京では新型コロナウイルスへの警戒を呼びかける「東京アラート」が出されていますが、感染状況が悪化しなければ、6月19日から全都道府県での「移動」が緩和され、状況をみながら県をまたいでの「国内観光」も徐々に緩和されることになっています。
6月6日・週末の箱根湯本の様子を見てみると、多くの観光客が訪れる駅前の通りは、通常にはまだまだ遠い状況でした。
感染の拡大がおさまったあと、こうして打撃を受けている観光や飲食などの消費を促すため、政府は7月下旬にも「GoToキャンペーン」を始める見込みでした。
しかし、これがずれ込みそうです。肝心の8月の夏休みに間に合うかどうかもポイントとなります。
続きはここから
日テレニュース24
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200608-00000482-nnn-soci
当初は7月下旬に予定していたGOTOキャンペーンの時期がずれ込みそうです。正直業界人としてはなんでもいいから早くしてくれという感じなのですが、特定の代理店が挟まるという事はあまり面白い話でもないので複雑な心境です。
6月に入ってから倒産の情報も相次いでおり、業界全体としてかなり落ち込んでいる印象があるので一刻も早くキャンペーンを開始して頂きたいところ。
そもそもGOTOキャンペーンとは?
国内旅行で旅行業者を通じて代金の半額クーポンが貰えるというキャンペーンです。
現状最大2万円までを支給するという話でまとまっています。旅館で浮いたお金を近隣の飲食店や土産屋・観光施設などで使うようにすることで観光業宿泊業の経済を活性化させようというキャンペーンです。
GOTOキャンペーンは何が問題になっているのか?
第一次補正予算で1兆7千億円が計上されたのですが、この業務を委託する業者に3000億円あまりが充てられており、総事業費の2割にもあたることから額が多すぎると野党から指摘があり揉めています。
なぜそんなに費用が掛かるかというと「システムづくり」「コールセンターの設置」「キャンペーンの広報活動」などに掛かるそうです。まあ規模が規模だけに費用は掛かるとは思いますが、最終的に利益を受けるはずの飲食店や宿泊・観光業にその分のお金がいかないとなると如何なものかという気持ちにもなりますね。
ただ今が6月で開始が7月末という予定だと準備期間が短いのでその分人員などを割く必要があるため通常よりお金が掛かるというのもわからなくはないですけどね。
広告関連は全くの素人なのでどのくらいの金額が適当かはわかりませんが、このまま延び延びになってお盆期間までにキャンペーンが開始できないと観光・宿泊業はかなりの痛手です。
とにかく一刻も早くキャンペーンが始まることを祈るばかりですね。