昨年7月の熊本豪雨で大きな被害を受けた小国町の杖立温泉の老舗
旅館「米屋別荘」が1月、半年ぶりに宿泊客の受け入れを始めた。 これで杖立温泉の全ての旅館が営業を再開したことになる。 温泉街は新型コロナウイルスによる観光客減に苦慮しているが、 コロナ後を見据えた集客策にも取り掛かっている。 同温泉は昨年7月6~
8日にかけての豪雨で中心部を流れる杖立川が氾濫し、 土砂崩れも発生。18軒の旅館のうち16軒が被害を受けた。 1軒は後継者難で再開を断念したが、 年末までにほとんどの旅館が宿泊の受け入れを再開。 大量の土砂が流入した米屋別荘は被災後すぐに復旧作業に入り、 昨年12月末に工事が完了した。 館主の河津順也さん(48)は「
お客さんの受け入れがようやくできるようになった。 ボランティアで土砂撤去などを手伝ってくれた人たちに感謝したい 」と喜ぶ。 温泉観光協会によると、国の「Go To トラベル」が実施中の昨秋は、宿泊客は例年並みに戻っていたが、
停止後は宿泊のキャンセルが相次いだという。 さらに年明けに全旅館が再開した直後の1月14日には、 県独自の緊急事態宣言も発令。客足は遠のいている。 観光協会はコロナ禍が落ち着いた後を見据え、
温泉街のハード面の整備を進めている。 温泉の蒸気を活用した調理場「蒸し場」を1カ所新設するほか、 街路灯の修繕や観光客向けの看板を設置。 新しいパンフレットも作成する。杖立川も、 昨年12月から国土交通省が土砂の撤去作業に着手し、 年度内に終える予定だ。 また、観光協会は昨年は開けなかった同温泉街の最大の呼び物「
鯉のぼり祭り」の開催を目指している。 杖立川にたくさんの鯉のぼりを飾る春の恒例行事で、 観光協会長の権藤芳春さん(69)は「 長年続けてきたイベントで、『今年は開いてほしい』 という要望も多い。新型コロナの状況次第で判断するが、 お客さんがいつでも戻れるように、 春に向けておもてなしの準備を進める」と力を込めた。( 木村馨一)
令和2年7月豪雨とは
2020年(令和2年)7月3日から7月31日にかけて、熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した集中豪雨です。
球磨川水系は、八代市、芦北町、球磨村、人吉市、相良村の計13箇所で氾濫・決壊し、約1060ヘクタールが浸水しました。
熊本県警が7月13日に発表した県内の死者64人の死因と発見場所によると、溺死(疑い含む)が52人で、うち33人が屋内で発見された災害です。
川沿いの温泉地も甚大な被害を受けており、コロナがようやく落ち着いてGoToトラベルキャンペーンが始まったタイミングでの豪雨災害で観光地も多大なダメージを受けました。
杖立温泉とは 特徴・見どころなど
杖立温泉は熊本県阿蘇市の温泉地です。
98度の湧き出る温泉が自慢
上り立つ湯煙は杖立温泉の景色の一つ。
高温の湯が湧き出る温泉地だからこその風景です。
特徴としては多くの宿にむし風呂が備わっており、
肌ツヤだけではなく全身の発汗や血液循環にも効果が期待できます
ゴロンと転がるスタイルがオーソドックスですが
最近では首だけ出して座るタイプや、
むし場を使ったプリンで町おこしもしており、
温泉に入った後にプリンなんて素敵ですね。
また毎年4月1日から5月6日まで杖立温泉では鯉のぼり祭りが開催されていて、杖立川を気持ちよさそうに泳ぐたくさんの鯉のぼりを見る事ができます。
杖立温泉に行くなら特に鯉のぼり祭りの時期が暖かく散歩もしやすいのでおススメですね!
詳しい情報を調べる場合は杖立温泉公式ページがおススメです。
杖立温泉公式ページ
個人的にはこういう裏路地の感じもノスタルジーって感じでたまりません…!
米屋別荘の情報
自然豊かな杖立温泉の一角にある天保14年に創業された米屋の別邸で、当時の伝統を大切にしながら新しさに挑戦もしているお宿です。
住所:熊本県阿蘇郡小国町下城4162-4
電話番号:0967-48-0507
月替わりの懐石料理を味わえることはもちろん。ソムリエ免許を持つ店主が選び抜いたワインや日本酒など料理に合わせた飲み物も味わうことが出来ます。
母屋が3室・離れが3棟あり、1日限定6組での運営をしており、丁寧な接客も魅力の一つです。客室はモダンな雰囲気でセンス良くまとめられていて、旅の疲れを癒しつつも非日常を感じさせてくれます。
杖立プリン伝説プロジェクトにも参加しており、様々なプリンが用意されています!色々な種類があっておいしそうですね。
皆さんにもぜひ一度行ってほしい!杖立温泉のニュースでした。